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トップ会計人インタビュー

税理士法人Right Hand Associates(東京都)

原 尚 美

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意欲的なクライアントを全力でサポート
― 先生が税理士になったきっかけを教えてください。

原先生(以下、先生)  それが、まったくの偶然なんですよ。大家族に嫁いで、専業主婦として家事に追われていたのですが、そのうちに「このままでいいのか…?」という気持ちにかられて、短時間でいいから外に出たいと思い、週2回、専門学校に通うことにしました。税理士コースを選んだのは、夫が公認会計士だったというだけで、深い理由はありませんでした。

ところが、「息抜き」のつもりで始めた勉強ですから、すごく楽しくて(笑)。成績も伸びて、資格試験に合格したんです。資格を取った以上、それを活かして仕事がしたくなりますよね。最初は自宅で、ちょうど生まれた子どもを寝かしつけてから、3時間限定で税理士業務をやりました。だんだんクライアントも増えてきたので、外に事務所を構えて人も雇い、そうなるともっと頑張らなければいけない、と。そんな循環で、事務所が大きくなってきたという感じですね。現在、大田区の事務所は25名体制になりました。

原先生1

― 法人メインの事務所とうかがっていますが、どんなお客さまが多いのでしょうか?

先生  業種としては、IT関連、人材派遣、介護関連が比較的多くなっています。規模はまちまちですが、8割ぐらいは「会社をつくりたい」というところからお手伝いしているんですよ。そういうこともあって、クライアントには、「節税をお願いします」というより、「事業を大きくしたい」というアグレッシブなタイプの方が多いですね。私もそういう社長さんが大好きなので(笑)、資金調達をはじめ、成長のための様々なサポートをさせていただいています。

― ミャンマーにも事務所を設立されていますね。

先生  中小企業基盤整備機構にいた知人らと、経済開放間もないミャンマーを訪れ、現地の熱気に触れたのが、もともとのきっかけです。今では現地のスタッフも20名となり、クライアントは、建設、土木、製造業などの現地に進出した日本企業で、設立5年で70社ほどになっています。

「会計の専門知識以外の知識」が身につけられる

― 「アグレッシブなお客さまが多い」ということですが、事務所としては、どんな姿勢で仕事に取り組んでいらっしゃるのでしょう?

先生  会計まわりだけでなく、例えば決算の時に、併せて「来期の事業プランをお聞かせください。」と伺ったり、コンサル的な仕事の仕方を心掛けているんですよ。とにかく、クライアントの“アドミ”(統治、管理)には、すべて関わるというのが、当事務所の基本的なスタンスです。

そういう仕事をしようと思ったら、税務、会計の知識だけでは、十分ではありません。「会社を設立したい」「増資したい」「合併を考えている」といったニーズに対して的確なアドバイスをしていくためには、会社法などの心得も必要になるでしょう。求められる知識は、業界によっても違います。人材派遣業は労働法、介護関連だったら介護保険について、その業界の人に負けない知識を身につけることが大事なんですね。

裏を返せば、当事務所で頑張れば、そういった幅広い知識、スキルを身につけることができるはず。もちろん、最初から完ぺきにこなせる人はいません。必要なものは、社内の研修などを通じて、習得してもらえばいいと思います。

― 欲しい人材を教えてください。

先生  今お話ししたことに興味が持てるような、知識を広く貪欲に吸収したいという好奇心旺盛な方がいいですね。現在のメンバーも、ほとんどが異業種からのキャリアチェンジなのですが、やる気さえあれば、会計の経験の有無はぜんぜん問いません。

実は、昨年まで、スタッフは全員女性だったんですよ。私自身の経験上、能力はあるのに、働きたくても働く場所がない女性が数多くいると分かっていたので、そういう人たちを積極的に採用したためです。ただ、今年は、男性を4名採りました。バランスの問題もありますから、今後も男性比率は高めていきたいと考えています。女性にとって働きやすいのはもちろん、キャリアアップしたい男性にとっても、チャンスの広がる職場だと思いますよ。

原先生2
(掲載日:2018年9月4日)
● プロフィール ●
原 尚美(はら・なおみ)
税理士法人Right Hand Associates 税理士
山口県宇部市出身/てんびん座/B型
趣味:仕事
座右の銘/あるがまま
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