税理士法人MIRAI合同会計事務所(東京都)
村 越 雅 規
村越先生(以下、先生) そうなんですよ。それらの職場がフラットな組織だったこともあって、事務所の中で所長だけが「偉い」というようなスタンスは苦手です。 実際に20名いる当事務所のメンバーは、ベテランも若手もわけ隔てなく、仲良く仕事をしていますよ。何か不明な点があったら、気兼ねなく聞くことができる雰囲気といえば、わかってもらえるでしょうか。 そのせいか定着率もよくて、長期に勤めている人ばかりです。
事務所のコンセプトは、“フリー・フェア・オープン”です。 各自の多様性を尊重し、それぞれのライフスタイルに沿った形で明るく働く「自由」を大切にし、年齢や性別などにこだわらない「公正な」評価を行う。そして、誰もが正しいと考えた意見を率直に発言し、誤りは素直に認めて隠し事をしない「オープンな」空気を大切にする、という意味です。 特にミスやクレームの情報は、必ずみんなで共有するように心がけています。
先生 法人支援サービスが中心ですが、これは税務まわりの仕事にとどまりません。労務関係の相談であったり、資金繰りの話であったり。
とにかく、お客様が私たちを信頼して相談してくださることがらについては、幅広く対応しています。お客様の業種も多種多様ですから、いろんな経験ができる事務所だと思います。
当事務所は、相続にも力を入れているんですよ。
相続というのは、人の歴史そのものだと、案件に取り組むたびに痛感します。
相続人の方のお話を聞いていると、「亡くなったお父さんは、きっとこんなふうに遺産を分けたかったんだろう」というのが、なんとなくわかるんですね。
その思いをできるだけ尊重しながら、相続人が揉めないようにまとめていくというのは、大変だけどとてもやりがいを感じる仕事です。
― 今、税理士資格を持つ方は何人いるのですか?
先生 2人です。税理士資格の有無は、仕事ができる・できないとは別のことなんですが、この業界でやっていこうと思うのだったらあった方がいい、というのが私の考えなんですよ。 自分の経験に照らしてみても、資格を取って税理士の自覚を持ちながら仕事に取り組むことで、自らの立つフィールドが少し広くなった感じがするのです。 率直な話、お客様の見る目も変わってくるでしょう。
今も資格取得に向けて頑張っているメンバーが何人もいますけど、勉強のしやすい環境づくりには、心を配っています。
実際、週に2回、終業後に専門学校に通う管理職もいるんですよ。
所長が専門学校の講師出身ですから、そのへんは理解があると思ってくださって結構です(笑)。
― 採用計画をお聞かせください
先生
おかげさまで、お客様の数は着実に増えています。
コンスタントに若い人に入ってもらわないと、年齢構成がいびつになるし上も育ちにくい、という問題もあります。ですから、毎年1~2名は採用したいと考えています。
基本的には、実務経験のある若手を採りたいのですが、それだけだとお客様の増加に追い付かない現状もあるので、適宜即戦力の中堅も補充したいというのが希望です。
来てほしい方は、自由でオープンな場を愛する心を持ち、また、情熱をもって仕事も遊びもこなし、家族や仲間を思いやり、人生を楽しむことを大切に思う人です。
勉強は入ってからできるし、実務は現場で身につけばいいと思います。
そのうえで期待するのは、税務・会計の専門家として、自ら考え行動するプロ意識、お客様が期待する以上のものを提供するサービス精神。
まわりはそんな気持ちを持った先輩ばかりですから、頑張ればどんどん成長できるはずです。
ちなみに、昨年の秋に税理士法人化を致しました。
人というパブリックな存在になって、よりフラットな組織を実現すると同時に、規模が大きくなっても「仲の良さ」を失わない事務所。
そんな環境で、思い切り力を発揮したい人材を求めています。
村越雅規(むらこし・まさき)
税理士法人MIRAI(みらい)合同会計事務所 代表社員 税理士。
東京都国分寺市出身 / やぎ座 / B型
趣味 : お城めぐり テニス
座右の銘 : 人間万事塞翁が馬