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トップ会計人インタビュー

ランドマーク税理士法人(神奈川県)

清 田 幸 弘

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毎朝のミーティングで「最先端の情報」を共有
― 事務所の概要からお聞かせください。

清田先生(以下、先生)  当社のスタンスをひとことで言えば、「資産税関係を中心とした総合会計事務所」ということになるでしょう。 約15億の売り上げを資産税系列と法人個人系列で半分づつで分け合う形になっています。 資産税系列は相続が400件以上、法人個人も年間1700件以上の申告を行っています。 全国でもトップクラスの申告をしていると思います。社員は総勢140名ほどになりました。

もちろん、所帯が大きいだけではありませんよ。当事務所には税理士、公認会計士のほか、弁護士、不動産鑑定士、行政書士、中小企業診断士などの有資格者が多数在籍し、それぞれの専門分野の知識を結集して案件に取り組みます。単なる「税務申告屋さん」に終わるのではなく、例えば、「より良い経営のために何が必要か」「スムーズな事業承継をどのように実現するか」といったコンサルタント的な仕事に力を入れているのです。

清田先生1

― ただ、それだけ社員数が多くなると、全体のレベルアップが課題になりますね。
何か工夫なさっていることはあるのでしょうか?

先生  当事務所では、毎朝30分、全事務所をテレビ会議システムで繋いだ、朝礼をやっています。朝礼と言っても、「今日も1日頑張ろう!」的なものではありません。実際に担当した中で、非常に判断が難しい、言い方を変えるとレベルの高い案件についてレポートしてもらい、検討を加えたうえで最終的に私が判断を下すという、すぐれて実戦的な会議なんですよ。「レベルの高い案件」とは、先ほどお話しした専門家たちが、ある人は「それは税務署に認められる」と言い、別の人は「いや否認される」と主張するようなケースのこと。依頼人のニーズも加味しつつ、それに答えを出していくわけです。『行列のできる法律相談所』というテレビ番組がありますよね。あれの「税金版」を毎朝やっているというイメージです。

そこで飛び交うのは、全国の税理士さんが欲しがるような、最先端の情報に他なりません。参加するだけでそれらに触れ、解決の道筋まで「見る」ことができるんですよ。おかげさまで、お客様が右肩上がりに増え、申し上げたような複雑な案件を多くお任せいただけるのも、そうした全社レベルの情報、知識の共有あってこそだと思っています。

開業以来、「立ち止まったことがない」事務所

― 先生ご自身は、税理士業務のやりがいをどこに一番感じますか?

先生 1つとして同じ案件のないところ。同時に、担当する税理士の力によって結果が大きく違ってくることでしょうか。まあこれは、難しさと裏腹の話ですけれど。あとは、遺産分割などがうまくまとまって、お客様に「ありがとう」と言ってもらえるのが、率直に嬉しいですね。社員がそう報告に来ると、自分の時の倍嬉しいですよ。

清田先生2

― 求める人材は、どんな方でしょう?

先生 やはり前向きで、決断力の早い人がいいですね。事務所を開業して20年になりますけど、1度も立ち止まったことがない気がするんですよ。1年前と比べると、常に違う事務所になっている。そんな変化を楽しめるアグレッシブなタイプが、当事務所には合うと思います。とはいえ、最初から「理想形」は難しい。当事務所は、教育・研修にも年間1億円程度のお金をかけて取り組んでいますから、やる気さえあれば、この分野のプロとして確実にレベルアップが図れるはずです。昨年は、新卒、中途含めて30名ほどを採用しましたが、とても定着率の高い職場であることも申し添えておきましょう。

先生 硬い話をしてきましたけど、“イベント好き”なのも当事務所のメンバーの特徴なんですよ(笑)。全員でバスを2台連ねて社員旅行に行きますし、年末には横浜ランドマークタワーの最上階で、大忘年会をやります。こういうのも、「大きな事務所」ならではのおもしろさではないでしょうか。

― 仕事もイベントにも、みんなが団結して取り組む姿が目に浮かぶようです。

(掲載日:2017年4月19日)
● プロフィール ●
清田幸弘(せいた・ゆきひろ)
ランドマーク税理士法人 代表社員 税理士
横浜市出身 / やぎ座 / A型
趣味 : ゴルフ
座右の銘 :環境整備
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